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神様がくれた赤ん坊

渡瀬恒彦さんが3月14日ご逝去 享年72歳。

近年、スクリーンで出演作品は観ていませんでした。

彼の主演映画では「皇帝のいない八月」も好きですが、やはり桃井かおりと共演した「神様がくれた赤ん坊」、1979年製作、監督・脚本、前田陽一

同棲中のカップルの晋作(渡瀬恒彦)と小夜子(桃井かおり)。

ある日、小さい男の子をつれた見知らぬ若い女がやってきて、晋作に

「私はあなたの元カノの明美の友人。この子は明美の子供。明美は置手紙をしてこの子を捨てて男と家を出て行った。この子の父親はあなたらしいので引き取って面倒を見て。」

と言って無理やりその子供・新一(鈴木伊織)を押し付けて帰ってしまった。

明美の置手紙を確認すると、晋作を含む五人の男性の住所と名前が書いてあった・・・このうちの誰かが父親だという。

晋作は小夜子に「俺の子供じゃない、他の4人の誰かだ」と必死に弁解、そして本当の父親を確認するため、小夜子と新一と3人で、その4人の男性を探す旅に出ることに・・・

笑って泣ける典型的なロードムービーです。

松竹映画だし、桃井かおりが出演しているし、ある意味、名作「幸せの黄色いハンカチ」(1977)にも似ている雰囲気はあります。

しかし、はっきり言えば、個人的には「幸せの黄色いハンカチ」よりこちらの方が好きです。派手さはないですが、また別の味わいがあります。

共演者も、河原崎長一郎吉幾三嵐寛寿郎吉行和子樹木希林森本レオ泉谷しげる小松政夫などそれなりに豪華。

渡瀬恒彦さん主演作品としてのみならず、“桃井かおり出演のロードムービー”としてもチェックしておきたい一本です。

(完)